SOCIAL APARTMENT
INTERVIEW

【Circle Creators】波に乗れるまで「楽しんで失敗する」サーフィンサークル

2026-01-30
【Circle Creators】波に乗れるまで「楽しんで失敗する」サーフィンサークル

ソーシャルアパートメントには、物件の枠を超えて入居者同士がつながる「サークル」というプラットフォームがあります。

入居者専用アプリ「ネイバーランド」から利用できるこの機能は、物件のボーダーを越えて、趣味を共通言語に交流を広げられるツール。現在では、100種類以上のサークルが入居者主体で立ち上げられています。

そんなサークルを立ち上げたリーダーにインタビューする【Circle Creators(サークル クリエイターズ)】第2弾は、サーフィンサークルのアイバ カズキさん。

「波に乗れた瞬間、自然の力を全身で感じるんです」と話すアイバさんは、コロナ禍をきっかけにサーフィンを始めた一人。完璧主義だった自分を少しずつ緩めてくれたというサーフィンとの出会い、そしてその魅力を仲間と共有したいと立ち上げたサークルについて伺いました。


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ーアイバさん、まずは簡単に自己紹介からお願いします!

アイバカズキ:
アイバカズキです。ネイバーズ武蔵中原に住んで4年になります。仕事はWebマーケティングとCM制作をしています。趣味はサーフィンとコーヒーとダンスが好きです。

月に1回、コーヒーと音楽をテーマにした「朝活イベント」も企画しています!

ー「朝活イベント」、気になります!

アイバカズキ:
休日の朝をゆっくり過ごしてもらいたくて、コーヒー好きの入居者3人で豆から淹れたコーヒーを提供しています。音楽は、ターンテーブルを持っている入居者が選曲を担当しています。

144世帯ある物件なので、話したことがない人同士でも自然につながれるきっかけになればと思って始めました。
初めての人でも参加しやすいように、自分から声をかけたり、参加者同士を紹介したりと、空気づくりは意識しています。

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朝活イベントの様子

ーダンスも趣味なのだとか?

アイバカズキ:
大学生の頃にロックダンスを始めて、今でも続けています。ネイバーズ武蔵中原にもダンスが好きな人がいて、一緒に踊ることもありますね。

入居者3人でチームを組んで、ダンスバトルに出場したこともありました!

SOK 2枚写真

グローバルエージェンツ主催イベントのダンスバトル。ネイバーズ武蔵中原の3名でグループを結成し、グランプリを獲得。黄色のキャップがアイバさん。

ー趣味で入居者さんと繋がれるのは楽しそうですね。アイバさんはご自身をどんな性格だと思われますか?

アイバカズキ:
真面目で、少し完璧主義なところがあります(笑)。
期日やルールはきちんと守りたいですし、仕事でも矛盾があると納得するまで考えてしまいますね。

その性格がポジティブに働くことも多いのですが、同時に自分自身を窮屈に感じることもありました。
周りには自由奔放な友人が多くて、昔は羨ましく思うこともありましたね(笑)。

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ー何か心境の変化があったのでしょうか?

アイバカズキ:
プライベートでは、もう少し肩の力を抜いて楽しんでもいいんじゃないか、と思えるようになりました。
ネイバーズ武蔵中原に入居したことや、サーフィンを始めたことも大きかったと思います。

ここでは、いろんな人がそれぞれの分野や趣味を全力で楽しんでいるんですよね。そんな姿を見ていると、自然と影響を受けましたね。

初めて波に乗れた瞬間、サーフィンの虜に

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ー何がきっかけでサーフィンを始められたのでしょうか?

アイバカズキ:
コロナ禍で、ダンス繋がりの友人に「一緒にサーフィン行かない?」と誘われたのがきっかけです。
当時はダンスイベントが中止続きで、新しい趣味を探していたタイミングでした。

正直、最初は「暑いし、日焼けするし嫌だな…」と思っていました(笑)。
でも一度行ってみたら、思いのほか楽しくて。サーフィンは想像以上に奥が深いことを感じましたね。

思うようにボードに立てないんですけど、だんだんコツを掴んできて、初めて立てた瞬間は本当に感動しましたね。波に乗れた時に見えた景色はいまでも鮮明に覚えています。

ーどんなところに奥深さを感じましたか?

アイバカズキ:
自然のしくみを理解したり、判断することでサーフィンはより上達できることですかね。
サーフィンに適している海岸や、波の特性、風向きなど..知識、経験と技術が上達に欠かせないんです。

実は、サーフィンって偏西風の風向きの影響で、秋と冬がベストシーズンなんですよ。

ー意外です!それは知りませんでした。

アイバカズキ:
僕も始めてから知りました(笑)。

何かを突き詰めるときに、自分の真面目さが良い方向に働いているのかもしれません。その一方で、ボードに立つ時に力みすぎてしまうと波に乗れなかったり、「次こそは!」と意気込んでも、上手く行かなかったり。なかなか思い通りに完璧に行かないところが、サーフィンの面白さなんですよね。

気づけばほぼ毎週海に通うようになって、周りの人も誘って一緒に行くようになっていました。

未経験から経験者まで。波に乗れるまで「楽しんで失敗する」サーフィンサークル

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ーサーフィンサークルはいつ頃立ち上げたのでしょうか?

アイバカズキ:
2025年2月なのでそろそろ1年経ちますね。

始めは仲の良い人たちを誘っていたのですが、意外と「やってみたい」と思っている人が多いことに気づいたんですよね。

サーフィンの楽しさを色んな人に知ってほしいし、もしかしたらサーフィン上級者の人もいるかも知れないと思い、サークルを立ち上げました。

ー参加メンバーは全員で何人くらいなのでしょうか?

アイバカズキ:
いまは26名です。参加物件は、ネイバーズ武蔵中原が一番で多いのですが、それ以外に護国寺、和光、鷺沼や新検見川、田園調布など幅広い物件から参加してくれています。

趣味を通じて、物件内だけで関係が完結しないのは、ソーシャルアパートメントならではですね。

面白いのが、サークルがきっかけで同じ物件同士の人が初めて知り合うこともあったことです(笑)。
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神奈川県辻堂ポイント

ー活動頻度はどのくらいでしょうか?

アイバカズキ:
交流会も含めると、これまで6回開催しました!一度に5~7人集まって開催しています。

千葉の九十九里浜、鴨川、神奈川の鵠沼海岸、辻堂、茅ヶ崎で活動することが多いです。
海に到着した後は、3時間程サーフィンして、帰り際に近くの海鮮料理を食べに行ったり、スーパー銭湯に寄るのが定番の流れです。

機会があれば、伊豆や関西方面の遠征もしたいなと考えています!

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ー小旅行を味わえて楽しそうですね!参加者のレベルは?

アイバカズキ:
半分以上が未経験者です!毎回スクールがあるポイントを選んでいて、初心者組と経験者組に分かれてサーフィンしています。

初めての人たちは、ボードから落ちたり、ボードに立つ時に子鹿みたいになったりして、お互いを笑い合ったりして、思い通りに行かない状況を皆さん思いっきり楽しんでいます(笑)。

中には、初心者から始めて経験者と一緒に波に乗れるようになった人もいますよ。

ーそんなに上達された人もいるのですね!

アイバカズキ:
成長スピードも人それぞれですが、ゼロから始めた人が波に乗れるまでの過程を見届けられたのは、感動しましたね(笑)。

参加者の皆さんも、お互い初めて会った同士だったとしても、同じ体験を全身で共有するからか、初対面でも一気に距離が縮まる気がします。

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千葉県_片貝漁港ポイント

ーサークル活動を開催する醍醐味にもなりますね。

アイバカズキ:
皆さん普段は真面目に仕事をされていると思うので、サーフィンのときは思いきり楽しんでほしいですね。

大人になってから、楽しんで失敗することや、初心に帰ることも大事だと思います。
それを一人じゃなく、誰かと一緒にできるのがサークルの良さですね。

力みすぎるとうまく波に乗れないのは、サーフィンを通じて学びましたし、人生にも通じることかもしれない、と感じています。

ー最後に、サーフィンサークルに興味を持っている人へメッセージをお願いします!
サーフィンの楽しさは、経験してこそ味わえるので、未経験で少しでも興味がある方は是非参加お待ちしています!なんなら、ビーチでのんびりしたり本読んだりするための参加でもOKです!(笑)

サーフィン経験者や同じサーフィン趣味の人にも是非、ご参加ください。もし上級者の方がいたら、是非ともご指導をお願いしたいです!

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【編集後記】
余談ですが、個人的に大切にしているルールがあり、「だれかの“好き”を聞くときは、あえて事前のリサーチをしない」ということ。

まっさらな状態でその人の言葉を浴びると、言葉の選び方や熱のこもり方から、その人が大切にしている価値観が不思議と伝わってきます。

サーフィンの経験もなく、周囲にも経験者がいないなかで、初めてサーフィンの楽しさをアイバさんを通して聞いたとき、「初めて波に乗れた時にみえた景色」が鮮明に想像できたのをよく覚えています。きっと、研究熱心なアイバさんの一面が、そのままサーフィンへの向き合い方や哲学に表れているのだと感じました。

誰かの「好き」をお裾分けしてもらい、その情熱に感化されて、新しいことを始めてみたり、気軽に乗っかってみたり。ソーシャルアパートメントは、そんな循環が自然と生まれやすい場所なのだと、あらためて感じました。

上手いとか下手とか関係なく、初めの一歩を誰かと一緒に、思いきり楽しめる。
そんな場所があること自体が、やっぱり魅力的です。
この取材を終えて、わたしも思わずサーフィンを始めたくなりました。

(取材・文章:林/撮影:ロリス)