SOCIAL APARTMENT
INTERVIEW

「これができるのは今だけかも...」ソーシャルアパートメント入居をきっかけに手に入れた”フッ軽”マインド|ネイバーズ京都二条城

2025-07-17

ソーシャルアパートメントでの出会い、変化、成長を語る入居者インタビュー「Neighbors Stories」。

今回は、ネイバーズ京都二条城に住むゆきこさんにお話を伺いました。実は、4つのソーシャルアパートメントを渡り歩いてきたというソーシャルアパートメントの大先輩でもあります。

一見すると、生まれつきの行動派に見えますが、かつては行動範囲や交友関係も限定的だったそう。そんな彼女が、今では「フッ軽なゆきちゃん」と呼ばれるまでに変化した理由とは? その背景には、どんな日々があったのでしょうか。


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──ゆきこさん、まずは簡単に自己紹介をお願いします!

ゆきこさん:
ネイバーズ京都二条城に住んでいるゆきこです。現在はWebディレクターをしていますが、以前は舞台照明、インテリアショップ、内装ディレクターなど、主に空間ディレクションのお仕事をしていました。

──これまで、どんなソーシャルアパートメントに住まれてきましたか?

ゆきこさん:
ソーシャルアパートメントは今回で4物件目です。これまでにソーシャルアパートメント三鷹、ネイバーズ東十条、ネイバーズ鷺沼、そして今は、ネイバーズ京都二条城に住んでいます。

転居したきっかけは転職や勤務地が変わったことが主な理由ですが、新しいソーシャルアパートメントがオープンするタイミングで、友人に誘われて住むこともありました。

ソーシャルアパートメントには、お部屋にシャワーやお手洗いなどの水回りがついているタイプと、ついていないタイプ、どちらも住んだ経験があります。物件の規模も少なくて48世帯、一番多い東十条では104世帯の大規模物件と、さまざまなスタイルのソーシャルアパートメントを経験してきました。どの物件も本当に楽しかったです!

──休日はどのように過ごしていますか?

ゆきこさん:
基本的には、友達と過ごすことが多いですね。ソーシャルアパートメントの友達とサウナに行ったり、フェスに行ったり。関東から京都に遊びに来てくれる友達もいて、一緒に観光したりもします。ちょうど来月には海外にいる元ソーシャルアパートメントに住んでいた友人を訪ねる予定なんです。いつも気づいたら予定が詰まっていて、京都生活を楽しんでいます。

心を開くきっかけは、キッチンでの「ご飯行こうよ」のひと言から

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──ソーシャルアパートメントに住もうと思ったきっかけは何でしょうか?

ゆきこさん:
交友関係に変化がほしいと思っていたからですね。大学卒業後には、一般的な賃貸マンションで一人暮らしをしていたのですが、学生時代のように新しい人と知り合う機会が少なくなって、なんとなく毎日が単調になってきている気がしたので、生活リズムを変えて、新しいつながりがほしいと思ったのがきっかけでした。
ただ、人見知りだったので不安もありました。「ソーシャルアパートメントって陽キャが多そう」って言われたりもして(笑)。本音を見せられる相手じゃないと話せないタイプだったので、馴染めるか心配でした。

──最初に住んだソーシャルアパートメント三鷹では、すぐに友達ができましたか?

ゆきこさん:
実は最初の1年くらいはあまりラウンジに行けず、とても仲が良い友達と呼べるほどの人はできませんでした。当初は土日も仕事で帰宅も遅かったんですよね。
さらに言えば、入居後すぐに物件とは関係のないところで彼氏ができまして...
積極的にラウンジを利用していると、恋愛リアリティ・ショーみたいに入居者同士ですぐに恋愛に発展しちゃうかもしれない... なんて、思い込んでラウンジに行けなかったというのもあります...(笑)。今思えばおもしろいですけどね。

──何か転機があったのでしょうか?

ゆきこさん:
入居して1年ほど経ったある日、キッチンで料理していたら、優しい“お姉さん”的な存在の人が「今度ご飯行こうよ!ゆきこちゃんとしっかりお話したいな」と声をかけてくれて。それがすごく嬉しかったんですよね。

彼ともお別れをして、転職して土日休みに変わったので、他の入居者さんと過ごせる時間が増えていくタイミングでした。その頃からラウンジに行きやすくなり、色んな人たちと深く関わるようになりました。社交的でみんなに声をかけてくれる年上の男性や、家族のような存在になった“肝っ玉母さん”キャラの親友にも出会って、少しずつ心を開けるようになりました。深夜のラウンジで、外国人の入居者たちと英語で話したりもして(正直、ほとんど通訳してもらってましたが笑)。そういった日常の積み重ねが、私の殻を少しずつ破ってくれたんだと思います。やっと「新しい友人がほしい」という願いが叶えられた気がします。

温かい人たちに囲まれた三鷹での経験がきっかけで、新たな出会いを求めて別のソーシャルアパートメントにも住んでみたいと思うようになりました。
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▲左上:卒業アーチ/右上:高知の四万十川でサップ/左下:真冬のThe SAUNA/いまでも仲良しな同い年メンバー

出会いと変化を重ねて、気づけば友達が200人できていた

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──2020年に三鷹の物件を退去後、東十条、鷺沼に移り住んできたと言っていましたね。それぞれどんな生活でしたか?

ゆきこさん:
どの物件も、住んでいる人たちに恵まれて、いろんな世界を体験させてもらったと感じています。

東十条は104世帯と大規模の物件なので、趣味嗜好が多様なコミュニティでした。釣りや音楽好き、サウナの常連や料理好き…。ダイビングの免許を取ったのも東十条での生活がきっかけでした。知らない世界に出会うのが刺激的で仕方なかったなあ。
そして、とにかくお酒好きが多くて、ラウンジのテーブルで朝まで語り明かすようなグループもいて、東十条は本当ににぎやかでした。
オープニングメンバーとして住んだものの、ここでも初めはその輪に入るのに勇気が出ず…。三鷹でも経験したキッチンで料理を作る時間に、こそこそと友達を作っていたら、気づけば私も朝まで語り明かすグループの輪に入っていました(笑)。

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▲左上:ダイビングの免許を取りに行った時/右上:ラウンジでダサい服選手権/左下:群馬でキャンプ/右下:フィリピンに引っ越した東十条の友達に会いに行った

 
鷺沼は、三鷹で仲良くなった“肝っ玉母ちゃん”と慕う親友に誘われて引っ越しました。再会してまた一緒に住む、というのもソーシャルアパートメントならではですよね。
あとは「残業仲間」と一緒に焼肉に行ったり、仕事で落ち込んだ時も支えてくれる人がいて、何度も救われました。鷺沼もアットホームで温かい人達に囲まれた楽しい日々でした。

振り返ってみると、友達の数も相当増えたと思います。たぶん、200人くらい増えたんじゃないかな...(笑)。

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▲左上:鷺沼周年パーティーの様子/右上:ふもとっぱらキャンプ場/左下:ご近所の公園で花見/右下:ラウンジで年越しカウントダウン

1年後にはきっともう出来ないことかもしれない。

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──現在住んでいるネイバーズ京都二条城の引越しは何がきっかけですか?

ゆきこさん:
ずっと京都に住みたいとは思っていたんですよね。たまたまいま勤めている会社の本社が京都にあるので、住むなら今しかないと思いました。ソーシャルアパートメントに住んでから環境を変えてきて、どの物件も街も大好きになったし、今回もきっと楽しい日々になるだろうと思えました。
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▲東京→京都までお引越しロードトリップの様子。東京から出発して、静岡、名古屋で休憩と観光をしたそう。

 
──噂では東京から京都まで車で引っ越したとか?

ゆきこさん:
東十条の友達5人が手伝ってくれて、ハイエースで引っ越しました。言い出したのは私なのですが、途中で名古屋のサウナに寄ったりして、引越をロードトリップに変えちゃいました!
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▲東京→京都までお引越しの様子ロードトリップの様子。お別れがとても悲しかったそうです。

 
──それはアクティブ!時間の使い方も上手ですね。

ゆきこさん:
どの物件も素敵な人達に囲まれて、時間の使い方も出会った人たちから学びました。ソーシャルアパートメントで人の温かさに触れて、新しい趣味に出会えたり、自分の知らない価値観に触れたりと自分の行動範囲やマインドがアップデートされていくのが純粋に楽しくて。どの物件でもきっかけやお誘いが多く、スケジュールが合う限りはどこにでも出向いて気がつけば「フッ軽」の称号を与えられました(笑)。

──週末はスケジュールが埋まりがちだと言っていましたね。基本的に誘いを断らなかったのはなぜでしょうか?

ゆきこさん:
「1年後にはもうやれないことかもしれないから、今できることをするべき」というマインドになったからだと思います。今まで、場所や人とたくさんの出会いがありましたが、いずれ別れも訪れます。
一生の別れではありませんが、特定の人と頻繁に会えるのは一定の期間だけだと身を持って感じました。ソーシャルアパートメントで出会った仲間たちは、私の知らない世界をたくさん見せてくれ、どれもが刺激的でした。誘いに応じていくうちに、自然と行動力も備わっていったのもありますね。

──最後に、ソーシャルアパートメントへの入居を迷っている方へのメッセージをお願いします。

ゆきこさん:
私も、かつては人見知りでしたが、ソーシャルアパートメントでたくさんの体験と出会いを重ねるうちに、自然と変化していきました。 でも、無理に自分を変える必要はありませんし、友達を100人以上作る必要もないです!それでも、せめて一人は、絶対に自分にとって大切な存在になれる人に会えると思います。「なんか楽しそう」「ちょっと気になる」、その気持ちだけで、きっと何かが始まります。
迷っているなら、思いたったが吉日で飛び込んでみてください。嫌だったら部屋にいればいいんです。最初の一歩を踏み出すおすすめはキッチンです。きっと誰かが話しかけてくれますよ!
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【編集後記】
ゆきこさんは、何と言っても返信がとても早い。インタビュー依頼のメールや日程調整。お忙しいはずなのに全て即レスでびっくりしました! そして話の節々から伝わったのは、ゆきこさんは楽しみ上手だということ。「今しかない」と思って動く行動力はもちろん、どんな状況でも楽しめる力があるのだと感じました。どんな環境や状況でも良し悪しはあるもの。それをどう自分の中で解釈するかが楽しむ秘訣なんだと思います。その点でゆきこさんは、どんな経験も自分のものにしてきたのかもしれません。 今度はゆきこさんはどこへ行くのでしょうか?これからが楽しみですね。

(取材・文:Hayashi/写真:Uchida)