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シェアハウスとソーシャルアパートメントの3つの違い

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シェアハウスとソーシャルアパートメントの3つの違い

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「シェアハウスとソーシャルアパートメントの違いってなんですか?」

ソーシャルアパートメントが気になっている方や内覧者の方から、最も聞かれる質問の一つです。

入居者同士が交流できるという点で似たようなイメージを持たれますが、実は全くと言っていいほど異なる住居形態です。シェアハウスとソーシャルアパートメントの”3つの違い”を解説していきます。

【違い①】一軒家のシェアハウス。マンションのソーシャルアパートメント。

シェアハウスの建物を想像すると、戸建てや少し大きめのアパートを思い浮かべる人が多いかもしれません。まさにシェアハウスは戸建てで木造タイプが多く、部屋数は20部屋以下の建物が7割以上※1となっています。一方ソーシャルアパートメントは、全て鉄筋コンクリート造または鉄骨造のマンションで、部屋数の平均は約60部屋(2022年現在)。

▲左・ソーシャルアパートメント「ワールドネイバーズ護国寺」の外観▲右・シェアハウスの木造一軒家のイメージ

シェアハウスは一般的な賃貸物件よりも家賃が抑えられるというメリットがありますが、一方で「住戸間の壁が薄い」「リビングを通らないと部屋に行けない」というプライバシーのデメリットがあります。

その点ソーシャルアパートメントは、新築のマンションや企業寮等をリノベーションしたマンションのため、住戸間はコンクリート壁を中心に構成されています。また規模が大きいことから、リビングスペース等を通らずに住戸へアクセスすることが可能で、マンション同様のプライバシーを確保しています。

▲左上・ネイバーズ鷺沼の共用部レイアウト図。エントランスのすぐ左に階段があり、2,3階の住戸階へ続く。▲右上・2階のレイアウト図。2、3階は住戸のみとなり、パブリックスペースとプライベートスペースがしっかりと分けられている。▲左下・ネイバーズ鷺沼のラウンジへの入り口。廊下とはドアで区切られていて、交流スペースとの境目がはっきりとしている。▲右下・ネイバーズ鷺沼の居室スペース。ベッドを設置するスペースや収納も十分確保できる。

【違い②】みんなで住むのがシェアハウス。一人で住むのがソーシャルアパートメント。

シェアハウスとソーシャルアパートメントでは、そもそもの建物構造が違うという点をみてきましたが、その点に付随して、中身の「住み方」にも大きな違いがあります。

シェアハウスは一つの住居を複数人でシェアする住み方になるので、スペースは小さいながらも家賃を抑えられるのがメリットです。「ルームシェア」という一つの部屋を複数人でシェアする形もシェアハウスに近い考え方で、どちらも節約の発想から生まれた仕組みです。またスペースをシェアすることから、結果的に共有空間が生まれるため、交流できる住み方としても注目を集めました。まさに「みんなで住む」ことができる住居形態です。

その一方で、シェアハウスには問題点もあります。限られたスペースの中となるため、住人間の距離がいつも近く、気を使いながら生活せざるを得ません。人間関係においては誰しも多少は人の好き嫌いは付き物。どんな住人とも一定の関係を持つ必要があることは、住居としてのハードルや不安になりかねません。事実、シェアハウスを経験した3人に2人が、今後シェアハウスに住むことに対してネガティブな印象を持っています※2

ソーシャルアパートメントは、「入居者間の適度な距離感」と「大規模な部屋数」を備えることで、これらの問題を解決しています。

そもそもの出発点がマンションのため、「従来のワンルームマンション」に、「入居者が自由に利用できる豪華なラウンジ」を付け加えた住居形態となっています。そのため他の入居者と一定の距離感があり、互いに干渉しない自立した付き合いをすることができます。つまりソーシャルアパートメントは、「一人で住む」のが前提で、その上で交流できる住み方です。パブリックとプライベートをTPOに合わせて選択可能という点が、シェアハウスと大きく異なります。

▲左・ネイバーズ東中野の個室。一人になりたいときは、マンションのように自室でゆっくり過ごすことができる。▲右・ネイバーズ東中野のワークスペース。共用部に出れば入居者同士で会話を楽しめる。

さらに大規模な部屋数を備えることで、ゆるやかなご近所付き合いができ安心感も得られる住まいです。ソーシャルアパートメントの入居者に実施したアンケートでは、入居してよかったと思える瞬間として、「ふとした時に、近くに誰かがいる安心感を得られた」という回答が最も多く得られました※3。ソーシャルアパートメントに住む方は、もちろん交流できるという点も魅力に感じていただいていますが、どちらかと言うと「挨拶だけでも会話ができるゆるやかな人間関係」を求めて来られる方が多いかもしれません。

▲ソーシャルアパートメント入居者300人へのアンケート調査。「SAに入ってよかったと思える瞬間は?」では、誰かが近くにいることや悩みを相談できるなど、交流よりは安心感を得られることが上位を占めた。

【違い③】”共有”部を持つシェアハウス。”共用”部を持つソーシャルアパートメント。

最後の大きな違いが、共有と共用の違いです。シェアハウスが持つ共有スペースは、”みんなのもの”という意味合いが強く、例えば掃除が当番制であったり、私物を自由に置けたりする点に表れています。

一方でソーシャルアパートメントの共用部は、あくまでも運営のグローバルエージェンツが管理をしているスペースで、入居者”みんなのもの”ではありません。アットホームさに欠けるかもしれませんが、清掃や管理は全て運営会社側で行い、私物が放置されたままという状態もありません。実は清掃や管理も外注ではなく自社の社員が行っています。ソーシャルアパートメントに内覧に来ていただくと、共用部の清潔さに驚かれる方も少なくありません。

▲ネイバーズ五反田のラウンジ。社員のハウスキーピングが週5回実施されることで、共用部が清潔に保たれている。

さらに、共用部の規模も異なります。シェアハウスはその規模から共有のリビングが一つだけ、ということも多いのですが、ソーシャルアパートメントは大規模な共用部を備えています。広々としたラウンジのほか、ワークスペースやシアタールーム、ダンススタジオを備えている物件もあります。さらに家具や家電なども一人暮らしでは手に入れられないようなハイクオリティなものを設置しており、スケールメリットによる生活レベルの向上も期待できます。

▲上・ネイバーズ東十条のラウンジ。ホテルのラウンジのような非日常的なデザインと、▲下・ネイバーズ東十条のキッチン。一人暮らしではなかなか手に入れられないような、バルミューダのトースターやパナソニックのオーブンレンジ「Bistro」が並ぶ。

シェアハウスと全く異なるソーシャルアパートメントという居住スタイル

いかがでしたでしょうか?

ソーシャルアパートメントは大規模なマンションであり、入居者間での適度な距離感があること。そして運営会社によって管理される大規模な共用部があること。これらがシェアハウスとは大きく異なる点です。シェアハウスとソーシャルアパートメントのどちらが良い・悪いということではありませんが、大まかにシェアハウスとの違いを知っていただけたかと思います。一人暮らしを検討する際に一般賃貸、シェアハウス、ソーシャルアパートメントと、3つの住居形態を区別して検討いただけるかもしれません。

※1,2国土交通省(2015) . シェアハウスに関する市場動向調査結果について

https://www.mlit.go.jp/common/001151588.pdf

※3【2022年版】ソーシャルアパートメントに住んでる人ってこんな人!vol.2 メリット&デメリット編

https://www.social-apartment.com/lifestyle/detail/residents02

(取材・文 Ichikawa)

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