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飲めば飲むほど寄付になる。「KIFUBAR for STARTUP」イベントレポート

2025-06-30

2025年6月25日(水)、渋谷のHOTEL GRAPHYにある「Graphic Grill & Bar」にて、自ら事業を立ち上げたソーシャルアパートメント入居者が登壇するイベント「KIFUBAR for STARTUP」が開催されました。

このイベントは、「飲めば飲むほど寄付になる」というユニークな仕組みを通じて、ソーシャルアパートメントで暮らす入居者さんたちの挑戦や活動を応援するものです。参加者は入居者さんのほか、友人やソーシャルアパートメントへの入居を検討中の方々など、約40名が集まりました。登壇者の発表をきっかけに、参加者同士の交流も活発に行われ、にぎやかな夜となりました。


そもそも「KIFUBAR」とは?

KIFUBARは、「飲めば飲むほど寄付になる」をコンセプトとしたキャッシュオン形式のBARイベントです。参加費やドリンク代の一部が寄付に充てられ、2017年の初開催以来、80回以上開催、累計210万円以上の寄付を実現してきました。
これまでに、ソーシャルアパートメントを運営する株式会社グローバルエージェンツの「Social Good Neighbors(SGNs)」プロジェクトとも2度コラボを実施。社会課題に向き合う入居者が登壇する場としても親しまれています。

今回の登壇者は5名!参加者40名で入居者さんを応援

KIFUBAR集合写真
そして今回のKIFUBARは、ソーシャルアパートメントの入居者による起業・独立・活動を応援する特別版。5組の登壇者がそれぞれのプロジェクトについてプレゼンを行いました。

受発注バスターズ株式会社 (ワールドネイバーズ清澄白河)

「企業の受注入力をAIでゼロに」を掲げ、現場の手作業を効率化するシステムを開発・提供。登壇者自身が設立した企業で代表取締役を勤められている。寄付もありがたいが、一緒に協力してくれる仲間を募集中とのこと。説明もわかり易く、会場の盛り上げ役としても一役買っていただきました。

Call Butler(ソーシャルアパートメント三鷹)

訪日外国人向けのオンデマンド通訳・案内サービス。AIを活用し、電話での予約や問い合わせを代行します。インバウンド需要が高まる中、日本語が話せないストレスを軽減するというニーズに応える実用性の高さが印象的でした。共同創業者とはソーシャルアパートメントで出会い、現在は協業先を募集中とのこと。

trunk9(ソーシャルアパートメント江田)

自転車屋台を活用し、「夢を追う人の後押し」をコンセプトに活動。今回の登壇者のなかでは唯一のクリエイティブ系で、事業内容も含めてイベントに新たな視点を加えてくれました。

What's Up Japan! Guide (ワールドネイバーズ清澄白河)

外国人旅行者に向けたローカル観光ツアーを提供。地域の魅力を掘り起こしながら、訪日観光客と地域をつなぐことを目指すプロジェクトです。

onigiri-紡-(ネイバーズ武蔵中原)

外国人に向け、漢字ネーム入りオリジナルTシャツを販売。入居後に出会った仲間と起業したとのことで、まさにソーシャルアパートメントが生んだ事業の一つです。ブランド名「onigiri」には、“あなたらしさ”を形にしたいという想いが込められており、今後はTシャツに限らずインバウンド向け事業の拡大も視野に入れているそうです。
KIFUBAR2
今回のイベントでは、ソーシャルアパートメントに入居を検討中の方々の参加も目立ちました。参加理由も「入居者と話してみたい」「どんな人が住んでいるのか知りたい」といった素朴なものから、「起業や独立に関心があり、刺激を受けたい」「自己実現に取り組む人の話を聞きたい」など具体的な動機までさまざま。

登壇後には、参加者同士の交流も活発に行われていました。自己紹介から始まり、それぞれの挑戦や思いをシェアする姿があちこちに見られ、会場全体が前向きなエネルギーに包まれていました。


「KIFUBAR for STARTUP」は、気軽に参加できる形式でありながら、参加者同士がしっかりつながり、互いの挑戦を応援し合う貴重な場でした。

このイベントは、グローバルエージェンツが掲げる企業理念「自己実現へ邁進できる社会の実現」とも深く重なります。ソーシャルアパートメントという「住まい」を舞台に、挑戦する人が生まれ、その想いに共感し、支える人が集う好循環を体感できた一夜となりました。

今後もKIFUBARは定期的に実施予定です。今回参加された方も、できなかった方も、次のKIFUBARでお会いできることを楽しみにしています。

(取材:Hashimoto/文:Hayashi)

▼Social Good Neighbors プロジェクトとは
世の中的に、「エシカル」「フードロス」「SDGs」という言葉を耳にする機会が増え、自分も世の中にとって良いことに取り組んでみたいけど、具体的に何をしたら良いかわからない。そこでソーシャルアパートメントを通して、世の中に良いことを少しずつ、"みんなで一緒に楽しく"始めてみようというところからスタートしたのがこのプロジェクト。
様々なソーシャルグッドな活動を通して、少しずつ意識が変わるきっかけづくりとして、みんなでやってみたいと思うことに挑戦していきます。