「普通の人生」から抜け出したかった。真面目な僕が、ソーシャルアパートメントで得た、唯一無二の“日常”。
ソーシャルアパートメントは、従来型の賃貸住宅に加えて、ラウンジなどの充実した「パブリックスペース」が併設された交流型賃貸マンション。プライベートを確保しながら住人とのコミュニティを楽しめる、”世界が広がる”新しい居住スタイルです。
今回は東十条駅から徒歩4分のソーシャルアパートメント「ネイバーズ東十条」に住む”ひろと”さんにインタビューを実施。
これまで送ってきた「普通の人生」に物足りなさを感じていたというひろとさん。ソーシャルアパートメントで得たものとは…?
「普通の人生」に物足りなさを感じて
ーひろとさんがソーシャルアパートメントに住もうと思ったきっかけを教えてください。
新卒から2年間、ひとり暮らしをしていたのですが、「人とは違う、変わった経験をしてみたい」とずっと思っていました。
というのも、これまで自分が歩んできた人生は、すごく「普通」だと思っていて…。
言われたことをそのとおりにやるような性格なんです。いわゆる世間的に良いとされていることや、親に求められるようなことを素直に真面目にやる。仕事も生活も、たしかに安定はしているけど、そんな自分に物足りなさを感じていました。
仕事をいきなり変えるのは難しいけど、住む場所を変えることはできる。そう思い、ソーシャルアパートメントへの入居を決めました。
ー刺激や変化を求めての入居だったんですね。
あとは、深い関係の友だちが欲しかったのもあります。もともと浅く広く友達を作るのは得意なんだけど、深い付き合い方はわからなくて。
学校や部活など、コミュニティに属しているときは仲良いけど、卒業後はだんだんと疎遠になっていくことが多いんです。一緒に過ごしてはいるけど、別に自分のことを相談するわけでもないような、浅い関係性。友だちはいっぱいいるけど、親友は少ないことに、どこか寂しさを感じていました。
一方で、ソーシャルアパートメントでは日常を共有するわけなので、浅い関係に終わることはないんじゃないか、という期待がありました。
ー数あるソーシャルアパートメントのなかでも、なぜネイバーズ東十条を選んだんですか?
最初に知ったソーシャルアパートメントが東十条だったんです。でも、初めてオープン内覧会に行ったときには予算的に無理だと諦めていました。
それが、2年間ひとり暮らしをしたことで、1ヶ月に自分がどのくらいお金を使うのかがわかったんです。最悪月に数万円赤字があっても、貯金から切り崩せばいいだろう、と概算をして住むことを決めました。
あとは、内覧に行ったときに入居者と話したんですが、話した印象がすごく良くて…。あとから彼とは親友になるわけですが(笑)。立地よりも住んでいる人を重視していたので、短い時間でも話せたことが決め手になりました。
いろんな人と喋ると、自分の気持ちが上向きになる
ー実際にソーシャルアパートメントで暮らしてみて、ご自身に変化はありましたか?
深い友だちができました。この先ライフステージが変わったとしても、一緒に旅行に行ったり、ずっと仲良くしていきたいって思えるような。なんてことのない、日常の話ができるのが大きいです。
高校や大学時代の友だちって、久しぶりに会って話すことがほとんどだから、話す内容が大きなトピックになりがちですよね。でも、ソーシャルアパートメントだと毎日会うわけだから、どうでもいいことがトピックになってくる。気付いたら、自己開示できるようになっていました。
ーソーシャルアパートメントで人と関わるうえで、意識していたことはありますか?
必ず自分から話しかけるようにしていました。物件内で初めて見る人を見つけた瞬間、「はじめまして!」って。そうやって少しずつ自分のフィールドを広げていきました。
英語は喋れないけど、ソーシャルアパートメント在住の留学生にもどんどん話しかけにいきます(笑)。実は、入居する前にひとり旅で予行練習をしていたんですよ。
旅先でゲストハウスに泊まって、旅行者と喋ったり、立ち飲み屋に行って知らない人に話しかけたりすることで、ソーシャルアパートメントでの暮らしをシミュレーションしていました。
ほかにも、人前で披露しても恥ずかしくないように料理を練習しました。安いスーパーをリサーチして、野菜を中心に献立を組み立てることを自分に課していました(笑)。
ーすごく入念な準備をしたんですね(笑)。
そうですね。それもあって、いろんなタイプの友だちができたし、初めての人とも臆せず話せるようになりました。いろんな人と喋ることで、自分の気持ちが上向きになることも実感しました。
人って一人ひとり違うから、発見があって楽しいんです。僕は仕事柄、まわりに真面目で安定思考な人が多くて、やりたいことよりもそこにある仕事をこなすのが得意です。一方で、ソーシャルアパートメントにいる人はみんな、やりたいことをやってる人が多いので刺激になりますね。会社の日常とソーシャルアパートメントの日常、どちらからもいい影響をもらっています。
僕は自分の真面目なところがそんなに好きじゃなかったけれど、ここではそれが良い個性として受け入れてもらえるので、真面目で良かったな、と思えるようになりました。自分が住む前に求めていたものは、全部手に入った気がします。
ー普段はどんな生活をされているんですか?
みんなと一緒にごはんを食べるのが好きなので、誘われたら必ず行くようにしています。あと、1日1回は共用部にいるようにしていて。毎日会社にタンブラーを持っていっているので、それを洗いにいくタイミングでみんなと話しますね。そのために、あえて洗剤は買っていません(笑)。
ソーシャルアパートメントは、ありのままの自分でいられる、安心できる場所。
ー改めて、ソーシャルアパートメントの好きなところはどんなところですか?
自分の日常に、友だち以上の存在がいること。友だち以上、家族未満…って言うのかな。家に帰ってみんなと話すことが、自分の支えになりました。
普通は家に帰ったら1人でごはんを食べて寝るだけで、家にいる時間が単調になっちゃうと思うけど、すぐ側に自分とは全然違う時間の過ごし方をしている人がいるので、日常がすごく豊かになります。
日常なので、疲れた顔で帰ってくることもあるんだけど…(笑)。その取り繕えなさがいいと思うんですよね。久しぶりに会う友だちなら、「こんな状態で会うの、申し訳ないな」って思うけど、ソーシャルアパートメントではそのまま引きずって帰ってくるしかないし、それを受け止めてもらえる。ありのままの自分でいられる、安心できる場所ですね。
ー最後に、現在入居を検討している方に一言お願いします!
ここまでの予行練習はいらないと思うけど(笑)。一度は内覧に来て、そこでどういう暮らしをしたいかをイメージしたほうがいいと思います。そこのギャップに躓いてしまう人もいるので…。
挨拶だけでもいいと思うので、内覧のタイミングで入居者にもぜひ話しかけてみてください!
ーソーシャルアパートメントでの生活を不安に思う人にとって、勇気の出るアドバイスです。本日はありがとうございました!
(取材・執筆:いしかわゆき、撮影:松間継史)