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【OBOGインタビュー】ライフステージの変化の途中にあの家の存在があった。僕が護国寺で過ごした4年半

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【OBOGインタビュー】ライフステージの変化の途中にあの家の存在があった。僕が護国寺で過ごした4年半

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会社と家とを往復するような毎日。多くの場合、会社は仕事の場所で、家は自分だけの城、大切なプライベートの空間です。でも、働き方改革が叫ばれるようになった今の日本では、暮らしのあり方も一辺倒ではないのかもしれません。

「ソーシャルアパートメントで暮らした第二の思春期。もし今あの頃に戻ったとしても、また変わらずあの家で暮らしたいと思うのでしょうね」と語るのは、昨年までワールドネイバーズ護国寺で暮らしていた浜岡さん。

従来の家選びには縛られない、ソーシャルアパートメントに住んでみたからこそわかる感覚。それは、暮らしやすさだけにはとどまらず、ひいては生きやすさまでをも変えているようです。

大人の青春を追いかけて選んだソーシャルアパートメントの選択肢

浜岡範光(はまおか・のりあき)
ー5年前、ワールドネイバーズ護国寺に入居。4年半ほど暮らした後、1年前に引っ越し。現在は組織人事コンサルティング会社に勤務。ソーシャルアパートメント内で付いたニックネームは「はまのり」。

──今日はよろしくお願いします。まずは、ソーシャルアパートメント(以下、SA)に住むに至った経緯から伺いたいです。

浜岡さん(以下、浜岡):よろしくお願いします。僕がSAに引っ越したのは今から5年前のこと。ライフスタイルの変化があったので、新しい引っ越し先を探しているタイミングでした。

──そうだったのですね。普通だと、ワンルームを探しそうなものですが、どうしてSAに引っ越そうと考えたのでしょうか。

浜岡:大きく分けてふたつの理由から選びました。ひとつは、人と関わりたいと感じたから。

大学時代から、週4日はアルバイト、週4日は部活、あとは講義に打ち込む、みたいな生活だったので、友人と遊んだ記憶が少なかったんですよね。仕事にも目一杯打ち込んでいたので、なかなか忙しくて。それなら、家に人がいたほうが気軽に集まれていいなと。

もうひとつは、設備ですね。SAには、Wi-Fiがサクサクなワークラウンジがあります。カフェを探さなくても建物内に仕事場があることが魅力的でした。

──浜岡さんが住まれていたのはワールドネイバーズ護国寺とのことでしたが、職場や環境面などから護国寺を選んだのでしょうか。

浜岡:じつは、そんなことなくて(笑)。引っ越しまでの日程がギリギリで、ほかの物件まで見学できる時間がなかったのが正直なところです。入居してみないと、ほかの入居者と仲良くできるかどうかなんてわからないと思っていたので、基本は設備を見学して、その日には入居を決めました。

──すごい行動力ですね。実際に入居してみてすぐに感想はいかがでしたか?

浜岡:コミュニティが完成していて、全然入り込めないと感じました。入居者のみんなが集まるのはラウンジと呼ばれる場所なのですが、入居後1ヶ月は、顔を出していなかったです。

──わたしも以前までSAに住んでいたので、すごく共感します。転校生のような気分ですよね。時間が経つにつれて、少しずつ馴染めるようになっていきましたか?

浜岡:馴染めない入居者たちが集まってできた輪にたまたま入れたという表現のほうが近いかもしれません。護国寺では、みんなが集まるラウンジのほかに、ラウンジには行かない人たちの集う屋上があるんです。僕は屋上で夜な夜なお酒を飲んでいたタイプでした。そしたら、屋上に集まるメンバー同士でコミュニティができて……と。だんだんと知り合いが増えていきましたね。

プロ顔負けの結婚式、大規模旅行、出張居酒屋。想像もしないことばかり

──大人数が入居しているSAですが、とくに護国寺は入居者も多いうえ国籍もさまざまですよね。そういった点を踏まえても、あらゆる人を受け入れる風土が整っていたように感じます。

浜岡:だいたい180人くらいの入居者がいるので、徐々に知り合いがあちこちと増えていくんですよね。屋上での出会いを通して、人脈が広がっていました。あとは、大きなきっかけとして「結婚式」がありましたね……。

──詳しく伺いたいです。浜岡さんが結婚されたのでしょうか。それとも、入居者同士の結婚式を行なった、などでしょうか。

浜岡:そうではないんです。SAに入居して何ヶ月か経ったとき、ラウンジでみんな集まっていたら入居者のひとりが結婚をすると発表してくれて。その方は、一度ご結婚されたのですが、離婚をされてお子さんも成人しているからと、SAに入居していました。

二度目の結婚ともあって、「結婚式は行わないうつもりがない」と言っていたのですが、なんだかそれって悲しいじゃないですか。

それなら、僕らの力で結婚式を行おうと。当時、僕はたまたま結婚誌に関わる仕事をしていたので「それなら、はまのり(浜岡さん)が仕切ってよ」となりました(笑)。



──みんなのアイデアが形になったんですね。とはいっても、結婚式を仕切るって大変ではなかったですか?

浜岡:めちゃめちゃ大変でしたよ(笑)。期間も3週間しかなかったので、知り合いのウェディングプランナーに相談したり、予算を管理したり、会場としてSAを使用する許可を取ったり、準備のためのマネジメントをしたり。ほとんど仕事のようでした。

でも、仕事はあくまでもクライアントやお金が発生して成り立つもの。SAで起きる出来事のほとんどは、誰かの「やってみたい!」の一声でしかありません。小さな興味が、やがて、周りの人を巻き込んで大規模なイベントに発展する。そのおもしろさは、仕事とはまた異なるものですね。

──たしかに、モチベーションの原動力は仕事とまったく異なりますね。結婚式以外にも、そういったイベントごとは多かったですか?

浜岡:主宰が僕でないものを含めたら、イベントだらけですよ。魚屋さんをSAに招いて居酒屋さんを開いたり、大人の社会見学と称してみんなで出かけたり、大人の文化祭を開催しようと小学校に泊まりに行ったこともありました。

あとは、入居者のひとりが旅行代理店に勤めていたので、バスをチャーターしてくれたり。入居前の想像をはるかに超える規模のできごとが、あちこちで起きていたような感覚です(笑)。

純粋に、入居者の数だけ可能性があるので、ひとりではできないことができてしまうんですよね。人がたくさんいるから、やりたいことが増えて、実現する方法も増えていく。すごく楽しかったです。

また都心に引っ越すなら、きっとSAを選ぶ

──そんな楽しかったSAから退去を決めたのは、いったいどうしてなのでしょうか。

浜岡:理由はシンプルで、入居中に転職した先の職場が鎌倉だったんです。護国寺から通うには少し遠くなってしまったので、郊外へ引っ越しすることにしました。4年半暮らしたので寂しさもありましたが、退去した今も、相変わらず連絡は取り合っています。

──シェアハウスやご近所同士の付き合いだと、なかなか退去後も連絡を取り合うことはないですよね。それだけ、お互いに信頼しあえる仲間だと感じられているのでしょうか。

浜岡:SAで出会う仲間って、すごく特殊な立ち位置だと思うんです。昔から知っている友人だと、ライフスタイルの変化に伴って関係性が変わっていってしまう。成長に合わせて新しいコミュニティができるのが当たり前です。ただ、SAは、ある程度大人になった人たちが集う場所で、しかもプライベート空間を適度に共有している。信頼を保てる程度に、距離の近い場所なのだと思います。

僕らはそれを「第二思春期」と名付けていたのですが、30歳くらいになると、仕事もある程度落ち着いてきてこれからの生き方を見直す時期に突入するような気がするんです。そのタイミングでSAに出会う仲間が多いから、彼らとは価値観も共有できるし、仕事の話だって時にはできる。実際、今でも一緒に住んでいた仲間と仕事の話やキャリア相談を受けることもあります。

──コンサルタントとして働く浜岡さんならではのつながりですね。入居時から、頼られる存在だったのですか?

浜岡:そうですね。SAに住んでいた頃、自分の思いの丈を伝えるプレゼン大会が定期的に開催されていたんです。そこで僕は、新規事業開発についてやプロジェクトマネジメントに関するプレゼンなどを行なっていて。だからか、仕事のことで悩んだら相談してみようと頼ってもらえることが多いですね。今でも、会社のお昼休憩になるとフラリと仲間が訪ねてきますよ。

──一過性の関係にとどまらず、けれど、ただの友人でもなく。SAで出会った仲間だからこその絆を感じますね。

浜岡:もちろん退去してから、仲間と過ごす濃密な時間は減ってしまいました。ただ、昔からの友人との密度に比べたら、圧倒的に濃くてゆるやかに繋がれる関係性なのがSAの仲間です。だから、もしもまた都心に引っ越すことがあるとしたら、僕はきっとSAを選ぶのだと思いますね。

ライフステージの途中に、SAで暮らす選択肢があって良かった

──浜岡さんのお話を伺っていると、SAはただ住む場所なのではなく、人生のひとつの時期を「過ごす」場所のように感じます。

浜岡:そう思います。ライフステージの変化によって、人の暮らしは変わります。実際に、SAのOB・OGと関わると、それぞれ結婚したり子育てしたりと、生活がガラリと変わっていると感じますからね。人生のなかで僕にとっては第二思春期がSAで暮らすのにぴったりの時期だった。そして、そこで生まれた関係は、風化することなくゆるくなだらかに続いていくような気がしますね。

──わたしもそう感じます。それでは、最後に、これからSAに入居する方々に向けて有意義に過ごすためのメッセージをお願いします。

浜岡:SAでの暮らしは、ただ単に新しい人との出会いを見つける場所ではありません。人の生き方を知って人生に少しだけ触れられる、貴重な場所だと感じています。

僕が最初に感じていたように、家の機能そのものに魅力を感じて入居を決めるのもアリですが、より楽しく暮らすためにはやっぱり「人」が大切。ここでしか体験できないこと、その先の人生でもつながれる人たちと出会えること、それこそがSAの最大の魅力です。

一人暮らし、二人暮らし、シェアハウス、ルームシェアなど、暮らしのあり方は多様化しました。あらゆる選択肢があるなかで、ソーシャルアパートメントが選ばれている理由のひとつには、適度な距離でつながる仲間との出会いが挙げられます。

ただ、きっとそれは、一過性の友人をつくるための時間ではありません。ライフステージが変化しても、ゆるく、確実につながる。大人になってから出会うからこそのつながりが、入居者一人ひとりの生活に大きな影響を与えているように感じられました。

「暮らすだけなら、どこでもいいかもしれない。だけれど、ソーシャルアパートメントが良い」

そんなふうに感じられるような確かな魅力が、ソーシャルアパートメントにはあるのかもしれません。

取材・文:鈴木しの
撮影:三浦一喜


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