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未経験からの挑戦、ミレニアルズ京都の立ち上げから働く彼女が見据える世界

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未経験からの挑戦、ミレニアルズ京都の立ち上げから働く彼女が見据える世界

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首都圏中心に38棟約2,000戸(2018年4月時点)の交流型賃貸マンション「ソーシャルアパートメント」を企画運営し、近年ではカフェやソーシャルランドリー、ゲスト交流型のライフスタイルホテルを全国各地に手掛けるグローバルエージェンツ

「新しいライフスタイルを文化にする」をミッションに掲げるグローバルエージェンツでは、どんな”ヒト”が、どんな”想い”で、どんな”仕事”をしているのか。一緒に働く社員すら知らない同僚の昔ばなしを掘り下げながら、紐解いていきたいと思います。

今回の主役は、入社1年目にも関わらず、2017年7月にオープンしたライフスタイルホテル「ミレニアルズ京都」でホテル運営の最前線に携わる村上彩さん。

村上さんは、ホテル運営未経験にも関わらず、なんでもまずはやってみるの精神で、新しいことに積極的にチャレンジし、早くも社内で頭角を現している人物です。面接を担当した社員からは、「ちょっとギャルっぽい印象だった(笑)」という村上さんですが、どんな昔ばなしが出てくるのか。

グローバルエージェンツへの興味問わず、ひとりの人生の物語としてお楽しみください。

インタビューイ
名前:村上彩
年齢:非公開
部署:ホテル事業部 ミレニアルズ京都 運営担当
略歴:2017年9月入社。ミレニアルズ京都の求人に応募し、オープン間もない立ち上げ時から、ホテル及びコワーキングスペースの企画運営に従事。ゲスト対応はもちろん、ホテルのプロモーションやイベント企画、スタッフの採用教育にも携わる。

インタビューア
名前:内山拓哉
年齢:30歳 ※2018年4月時点
部署:ソーシャルアパートメント事業部
略歴:2012年7月入社。ソーシャルアパートメントに住むと同時に、土日のみの社会人アルバイトとして入社。前職との2足のわらじを履くうちに、満を持して正社員に。ソーシャルアパートメントの営業、運営、開発を経験した後、関西初のプロジェクトを担当。現在は拠点を神戸に移し、ウェブマーケティングやサイト管理などを担当。


(左:村上 右:内山)

ー一緒に仕事することはあっても、こうやってゆっくり話を聞くことは初めてですね。どんな話がでてくるか、とても楽しみです。

村上さん:確かにそうですね。せっかくの機会なので、なんでも話しますよ(笑)

ー早速ですが、生い立ちから教えてください。

村上さん:これ、生い立ちから話すんですね(笑)生まれは栃木県で、中学校まで栃木で過ごしました。こう見えて昔は「問題児」とか「ヤンキー」と呼ばれることもあったんですよ。男子とよく喧嘩したり、髪を染めたり、しまいには先生から学校出ていけ、と言われちゃうくらい。

ーな、なるほど…まあでも納得というか、そこまで驚かないです(笑)

村上さん:ひどい(笑)その後は家族の都合で茨城に引越ししたのですが、高校は栃木の女子校に通ってました。セーラー服に憧れがあったのと、男子がいないところがいいなと。そこで高校2年の夏、休学してカナダに1年間留学しました。


(中学時代の友達とカラオケを楽しむ日々、やんちゃだった頃)

ーちょっと待ってください、いきなりぶっ飛びましたね!

村上さん:受験のために暗記ばかりの勉強や堅苦しいルールに縛られる毎日に嫌気がさしてしまったんです(笑)髪の毛の色とかスカートの丈とか、つまらない部分ばかり注意して、人と違うことを拒否する学校に反発したこともありましたね。

上から価値観とかルールを押し付けられることが嫌いで、自分の中で消化できないと、なんでなんでと、思っちゃう性格でして。

そんなとき、とあるポスターに留学プログラムのことが書いてあって、これだと思い、参加することを決めました。

ー海外には以前から興味があったのですか?

村上さん:そうですね。小学校2年生のときから、英会話スクールに通っていて、学校でもALTの先生と仲良くしていたり、英語が身近だったので、自然と海外には興味がありました。高校を休学して行くことになるとは思っていなかったですけどね(笑)


(カナダ留学のときの英語クラス。おお、秀才っぽい!)

ーどんな留学体験になりましたか?

村上さん:楽しかった!ホント楽しかったです。カナダの東海岸で、のどかな街のマンモス校だったのですが、日本人はわたしだけという環境で。ほとんどが移民の人たちで、多国籍な場所でした。

授業の中身も、日本のように一つの正解を求めるわけではなく、ディスカッションして、互いの違いを認めるような。そんな感覚が刺激的で、価値観がガラッと変わる体験でした。

ー16歳単身、しかも周りに日本人がいない暮らしって辛くなかったですか?

村上さん:全然!ホームシックにもならなかったですし、周りの人もフレンドリーで、とにかく毎日が刺激的でした。このまま住みたいと思ったくらいだったのですが、いつまでもいられる状況でもなかったので、1年で日本に戻りました。

ー日本に戻って、普通の高校生活に戻ったのですか?

村上さん:えっと、、、実は戻ってから高校2の夏に高校辞めちゃいまして(笑)カナダの留学体験が強烈すぎて、日本の高校に戻る気はさらさらなかったんです。(※1年休学のため、同級生は高校3年生)

ただ勉強したいという気持ちは強く、海外の大学に行きたいなと思っていました。それなら大検を受ける必要があるなと思い、高2の秋に大検取りました。


(留学行く前の送別会にて。慕われてますね。)

ーさらっと言いましたけど、大検って高2でそんな簡単に取れるんですか?

村上さん:大検はわりと簡単に取れましたよ。やればできるもんです。大検も取ったことだし、18歳で上京しました。思春期ならではの家を出たかったというのもありますし、やはり東京には憧れがあったので。

ー上京してからはどんなことを?

村上さん: 海外の大学に行くためにはとりあえずお金を貯めなきゃってことで、1年半くらいですかね、とにかく休みなしで色々な仕事を掛け持ちで働きました。音楽や人が集まる場所が好きだったので、ヒップホップクラブで働いてみたり、変わり種としてはキャンペーンガールとかもやりましたよ(笑)

そんな働き詰めのなか、FOREVERE21が日本初上陸でオープニングスタッフを募集していることを知りまして。昔からファッションにも興味があったので、フルタイムのアルバイトで働くことにしました。

初上陸のオープニングだったので、現場はカオスでしたね(笑)それでも海外の企業なので、ロスから来たヘルプのスタッフとコミュニケーションしたり、社風も外資っぽくて、楽しく働いていましたよ。


(東京で働いていたころ。若い!)

ーなるほど。どれくらいの期間働いていましたか?

村上さん:1年半くらいでしょうか。1年半経つと、オペレーションもだいぶ整い、ルーティン化されてきて、楽しかったですが、物足りなさも感じていました。

あと、海外の大学に行くためにお金が必要だったので、アルバイトのままでは厳しいなという思いもあり、アパレルの正社員職も同時に考えていました。

そんなとき、大手外資アパレルの姉妹ブランドで日本初進出の話があり、正社員を募集していたので、応募したら受かったんです。

ーまた初進出のオープニングスタッフなんですね(笑)

村上さん:ミーハーなんですかね(笑)そんななか、起こったのが3.11です。研修期間中だったのですが、3.11によってオープンが遅れて、2,3週間くらい時間が空いたんです。それまで駆け抜けてきたので、家でじっと考えごとをすることがあまりなかったんですが、そのときは考え込んでしまいました。

あのときって色々考えちゃいませんでしたか?

なんかしたいけど、なにもできないみたいな…

情報も錯綜していて、どれが事実かも分からないし。

そんななか、やっぱりわたしはもっと勉強したい、もっと色々なことを知りたいなという気持ちが高ぶりまして…気づいたらまた日本を飛び出しました(笑)


(イタリアにて。やはり眼力がすごいです。)

ーまたぶっ飛びましたね(笑)

村上さん:そのとき研修中でしたが、仕事を辞退させてもらい、ヨーロッパを3ヶ月間くらいバックパッカーで廻りました。そこで色んな出会いがあって、色んな人とたくさん話をしました。

なかでもクリエイティブな人との出会いが印象的で、デザイナーや起業家など、刺激的な話を聞くことができました。

そんな人との出会いの中で、わたしは”とりあえず”海外の大学に行くことだけしか見えてなかった、ということに気付いたんです。

別に日本の大学に行ったとしても自分次第で海外に行けるし、日本で勉強しながらでも海外の大学を目指せるなと。

そこで帰国後は、まずは日本の大学に行くことを決めました。国公立だったら自分で行けたのですが、タイミング的に私立しか受けられない状況で。

私立の大学に行くことを両親に相談したら、費用面でもバックアップしてくれるとのことだったので、京都の立命館大学を受けました。


(大学時代、カンボジアのインターン先にて)

ーなぜ京都の大学へ?

村上さん:海外へ行くうちに、わたしは日本のことを何も知らないなと。京都って日本の文化が強く残る街だと思ったので、そのときは京都に行こうと思いました。京都の私立大学で探したところ、立命館大学かなと。


(交換留学先のシンガポールにて)

ーちょっと待ってください!立命館大学ってなかなか難易度高い大学ですよね。

村上さん:そうですよね。ただそのときはそんな意識は全くしなくて、なんとかなるだろうと(笑)塾とかにも行かず、ひたすら家で問題集を解いて、勉強しました。

まあとりあえずやってみよう!という感じです。

英語は自信ありましたし、私立って3科目で行けるんですよ。国公立だと5科目以上で、準備に1年以上掛かると覚悟しましたが、私立の3科目なら短い期間でもいけるかなと。


(大学時代からお付き合いしている現在の旦那さんは、ネパール人でナイスガイ!)

ー行き当たりばったりのようにみえて、とてつもない戦略家に思えてきましたよ。

村上さん:そんなことないですよ(笑)無事に合格し、京都の立命館大学へ。念願だった海外の大学も、2年の夏にシンガポールの大学へ、交換留学によって実現しました。

大学時代はとても楽しかったです。英語で授業を受ける専攻だったので、周りに色んな国の人がいて、とても刺激的でした。興味の幅も広がって、国際関係の団体に所属して多国籍な人が交わるワークショップを開催したり、移民の問題に興味を持ったり。

とにかくネタは尽きないのですが、興味の幅が広がる大学生活でしたね。


(大学キャンパス内にて。確かにグローバルな雰囲気です。)


(授業のメンバーと飲み会にて)

ー大学卒業後は就職を?

村上さん:卒業後の進路で考えたことは3つあって、スイスの大学院に行くか、青年海外協力隊に行くか、ギャップ・イヤーでインターンをするかでした。企業で働くことはまだ興味が沸かなかったので、就職活動はほとんどしなかったんです。

スイスの大学院と青年協力隊、どちらもオファーを頂き、第一志望だった大学院では奨学金の最終選考にも残っていたのですが、やむを得ない家庭の事情で茨城の実家に帰ることになりまして。1年くらいは、実家暮らしをしていました。

家も落ち着いたので、また京都に戻ることになり、派遣で英語が使える大学の事務職をしていたのですが、チャレンジもなく、楽しくない生活でした。

お金のために働いている感じでしょうか。それだけではやはり物足りず、自分が心から楽しめる仕事があればと思っていたんです。

そんなとき、たまたまミレニアルズ京都のオープンをFacebookのフィードで知り、オープニングスタッフ募集していることも知りました。


(村上さんが働くミレニアルズ京都のロビー)

ーそれ、わたしが仕掛けた広告です(笑)仕事冥利につきます!

村上さん:まんまと引っかかりましたよ(笑)実は18歳で上京したときに、住む場所の候補としてソーシャルアパートメントのことは知っていたんです。

ミレニアルズのことを調べたら、まさかあのソーシャルアパートメントを運営している企業なんだと感動しました。

色んなバックグラウンドの人が集まって、一つの空間ができる。そこで様々な価値観がぶつかって、新しい発見が生まれる。そんな場が昔から大好きで、グローバルエージェンツの目指すものは自分の考えと親和性が高そうだなと。

前職との兼ね合いもあったので、まずはアルバイトから働かせて頂き、2ヶ月後に正社員になって、今に至ります。


(ミレニアルズ京都の歓送迎会にて。数ヶ月毎に開催されるそうです。)

ーやっとグローバルエージェンツに辿り着きましたね!せっかくなので、今担当している仕事のことも教えてください。

村上さん:契約書の仕事内容に、「施設従業員として付随する全ての業務」と書いてあったのですが、本当にその通りで、なんでもやらせてもらっています(笑)

フロントでのゲスト対応、アルバイトの採用教育、イベント企画、効率的なオペレーション作り、SNSでの情報発信、売上管理などの事務作業、レートコントロール、コワーキングの運営もメインで担当しています。

最近では1階の空きスペースを、スペース貸ししていこうという動きがあって、外部の企業の方とのやり取りも増えています。

ー契約書通りで素晴らしい会社ですね(笑)

村上さん:入社したばかりなのに、こんな任せてもらっていいのかなと驚きます(笑)でも本当に毎日楽しいですよ。毎日バタバタですけど、新しいことの連続で。会社の雰囲気として、こうしなさいっていうステレオタイプ的な要素がないので、わたしにも合っている気がします。


(ミレニアルズのMマーク。賑やかな職場です。)

一緒に働く仲間としても嬉しく思います。今までの話の流れだと、ある程度形になったら次のことに興味が移るタイプな印象を受けました。変な質問ですが、ミレニアルズもある程度形になったら次に目が移りそうですか?

村上さん:そうですね、確かに今まではある程度ルーティン化してきたら、また新しいことに目が向いていました。ただ、ミレニアルズでの仕事って、ルーティン化できる気がしないんですよ(笑)

マニュアルもないですし、次から次へと新しいことが起こって。やること、やれることも無限にありますし、しばらくはミレニアルズの仕事でいっぱいいっぱいかなと思います。

ーなるほど。将来的に目指していることはありますか?

村上さん:やはり色々なことを知りたいという欲が強いので、自分が知らない世界をもっと知りたいと思っています。

興味の幅が広いので、やったことないことをとにかくやってみたい。そして、いまあるものの中から、新しいものを生み出すということに関われたら楽しいだろうなと思います。

そして将来的には人の役に立つ仕事をしたいなと。海外にでると、マイノリティがゆえに、チャンスがない人たちがたくさんいます。

わたしよりも才能をもっていたり、ものすごい努力家なのに、色んな理由で周囲と壁があって、自分自身に壁を作ってしまっている人にもたくさん出会ってきました。

そんな人たちの役に立てることをなにかしたい。気持ちに寄り添えるからこそ、できることをしたいなと思っています。

ー村上さんの濃密な人生の話が聞けた気がします。休日の過ごし方や家族の話も聞きたかったですが、ボリューム的に断念します…お話ありがとうございました。明日からもよろしくお願いします!

 

※休日の過ごし方や入社後のギャップなども知りたい方はこちら。

ギャップは特にないです。挙げるとするなら、思っていた以上に色々できちゃうな、というところでしょうか。

 

(編集後記)

村上さんとはミレニアルズ京都のオープンのときに、仕事を一緒にしました。Facebookでの情報発信や広告設定の方法を教える機会があったのですが、教えると、「これおもしろいですね!わたし好きかもです。」と積極的に活用する姿勢が印象的です。

日々の日報にも、こんなことがあった、こんなことで困った、こんなことができた、こんなことをしたいと、近くにいなくとも頑張っている姿勢が伝わってきます。

スタッフのみんなが助けてくれるだけで、わたしは何もできてないんですよと、笑顔で話す彼女を見ていると、心から頼もしさを覚えます。そんな彼女の背景には、さまざま人との出会いがあり、自分がちっぽけに感じてしまうほど、世界を見ていました。わたしも留学しようかな…

村上さんに会いたい方はぜひミレニアルズ京都まで。とびきりの笑顔で迎えてくれますよ!


<施設情報>
所在地: 京都府京都市中京区河原町三条下ル山崎町235
アクセス: 阪急京都線「河原町」駅、京阪本線「三条」駅、徒歩5分
客室数:152室
販売単価:6,000円前後
HP:https://www.themillennials.jp/kyoto

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